(12月15日の演奏会以降のチケットの半券が見当たりません。何らかの演奏会には出かけていると思うのですが。見当たったら追記していきます。)
1929年1月3日 午後8時開演 フィルハーモニーホール
ピアノ:エミール・フォン・ザウアー(1862 ー1942)
ドイツ、ハンブルク出身。モスクワ音楽院でピアノを学ぶ。ドイツ、ワイマールでリストより教えを受ける。1901年よりウィーン国立音楽院にて教鞭をとる。ピアニストとしてヨーロッパ全土からアメリカ合衆国に至るまで国際的な活動を繰り広げた。主な門弟はリュブカ・コレッサなど。1942年ウィーンにて死去。
女流ベートーヴェン演奏家、そして悲劇的な死で有名なピアニスト、久野久が最後に聴いてもらったピアニストが彼である。
(規矩士は1928年10月4日のピアノコンサート、1928年12月12日の協奏曲を聴きに行っている。そして12月2日には門弟のコレッサのコンサートにも行った。)
曲目
ベートーヴェン:ソナタ第21番「ワルトシュタイン」 Op.53
メンデルスゾーンの小品
ブラームスの何か
ショパン:バラード 第1番 Op.23
ショパン:子守歌 Op.57
ショパン:練習曲のどれか
ザウアー:Etude caprice(何だろう?エチュードギャロップの間違いか?)
ザウアー:オルゴール(松原聡様よりご教示いただきました。ありがとうございます。)
ザウアー:演奏会用ポルカ(2曲あるがどちらかわからない。)
リスト:超絶技巧練習曲 第9番「回想」 S.139/9 R.2b 変イ長調
リスト:ハンガリー狂詩曲 第15番 「ラコーツィ行進曲」 S.244/15
プログラム
チケット
1929年1月10日(木)午後8時開演?会場不明
6 Bechistiin Sripendien-Konzerte
(日本語に訳すと6ベヒシュタイン奨学金コンサートと言うべきでしょうか?間違えていたらご教示いただきたく。)
曲目不明
誰かお目当ての演奏家がいたのか?詳細はわかりません。
1929年1月11日(金)午後8時開演 ベートーヴェンザール
ピアノ:エゴン・ペトリ( 1881ー 1962)
ドイツ、ハノーファー出身。ドレスデンに育つ。両親はオランダ人だった。父はヴァイオリン奏者。幼少期はヴァイオリンで音楽教育を受け、ドレスデン宮廷楽団員だった。
のちにピアノに転向。ブゾーニの薫陶を受け、大きな影響を受ける。レパートリーの中心は、バッハやリスト、ブゾーニの作品であった。
1920年代にベルリンで教鞭を執り、1923年には、ソ連で初めて演奏した外国人ソリストになった。第二次世界大戦が勃発するとアメリカ合衆国に逃れ、同地で没。
曲目不明
1929年1月12日 午後8時開演 ベートーヴェンザール
ピアノの夕べ
マーク・ハンブルグ (1879ー1960)
ロシア出身。10歳でコンサートデビュー。12歳でロンドンでのコンサート成功で、イグナツィ・パデレフスキの知己を得、パデレフスキの推薦でウィーンに留学してテオドル・レシェティツキの門下となった。その後ヨーロッパ中で演奏活動をした。イギリス、ケンブリッジにて死去。
曲目不明
(中の人ツッコミ)
規矩士の「この人のコンサートに行く」と決めた基準がよくわかりません。ひょっとして「今はまだ無名だけど今後優秀な音楽家になるかも?」という将来性も考えに加味しているのかもしれません。ザウアーのように有名な演奏家のコンサートにも出かけていますが、現在では忘れ去られた演奏家のコンサートにも多く出かけています。
コンサート情報はどこで仕入れているのかわかりません。そういう専門雑誌や新聞があったと思っています。演奏家の情報もそういう雑誌、新聞、または口コミで仕入れて出かけているのかと思います。