1928年11月11日は昼間はフルトヴェングラー指揮ベルリンフィルのゲネプロを聴きに行き、夜は弦楽四重奏団を聴きに行ったようです。はしごをしました。
1928年11月11日(日)午前11時30分 フィルハーモニーホール
この日はゲネプロを見に行ったようです。
1928年11月11日(日)午後8時 ベートーヴェンザール
グァルネリクァルテット
シューベルトの夕べ
このグァルネリクァルテットという弦楽四重奏団がわかりません。1964年にアメリカで結成された同名の弦楽四重奏団はありますが、明らかに違いますね。
共演者のアンナ・マリエ(マリーかもしれない)レンツベルグはソプラノ歌手のようです。
ヘレーネ・ツィマーマンもわかりません。
曲目
シューベルトの歌曲
Serichquartett d-moll(わからない。しかしd-moll、ニ短調は「死と乙女」しかないようなので、「死と乙女」?
弦楽五重奏曲「ます」
1928年11月13日(火)午後8時 フィルハーモニーホール
ピアノ:モーリツ・ローゼンタール
曲目
フーゴ―・ヴォルフ:イタリア風セレナーデ
シューマン:ピアノ協奏曲Op.54
(中の人ツッコミ)
規矩士はベルリンでマーラーの交響曲第1番を聴いていました。この曲の日本初演は中の人が調べた限りではわかりませんでした。(どなたかご教示いただけると助かります)日本におけるマーラーの交響曲の初演は、1931年(昭和6年)に来日したプリングスハイムが多くしているようです。プリングスハイムはマーラーの弟子でした。
1928年11月17日 午後8時 ジングアカデミーホール
ピアノトリオの夕べ。
ピアノ レオニード・クロイツァー
ヴァイオリン ヨゼフ・ヴォルフスタール
チェロ エマヌエル・フォイアマン
曲目
ベートーヴェン :ピアノ三重奏曲 第2番 ト長調 Op.1-2 No.2
(曲目のTrio Ravel-Schubertの意味がわからない。ラヴェルが何かで編集したものがあったんだろうか?)
1928年11月19日(月)午後8時 ベヒシュタインザール
ピアノ アンリ・ジル=マルシェクス(ジル=マルシェックスとも)(1894-1970)
フランスのピアニスト。コルトーなどに師事し、パリ国立高等音楽院を首席で卒業。
ラヴェルのヴァイオリン曲「ツィガーヌ」のピアノパートの初演を演奏したことでも有名である。
戦前の日本に4回来日。1925年(大正14年)の初来日以来、1931年(昭和6年)、1932年(昭和7年)、1937年(昭和12年)と続けて来日。日本の音楽界に多大な影響を与えました。
曲目不明
規矩士の婚約者すみこは1931年(昭和6年)のレクチャーコンサートに出かけたようである。半券が残っていた。
【Henri Gil-Marchex joue Chopin. Inédits Columbia II, 1927】
(余談)
画家アンリ:マティスの描いた「ジル=マルシェックス」の素描の肖像画が上野の国立西洋美術館にあるみたい?
ジル=マルシェってジルマルシェックスのことですよね?