(続き)
4.ベルリンも寒くなりました。相変わらず元気です。例のチースの家です。他には理想の家もないので我慢しましょう。スチームが通りますから暖かです。
27.近頃は日もだいぶつまりました。4時半になると暗くなります。11月3日の天長節はベルリンでも大使館は休みでした。同様に他お祭日でも皆、休みのことと思います。御大典の賑わいもベルリンでは全くわかりません。池上のお葉書より、ああそろそろと思い出しました。
5.絵葉書は本物より美しいです。美しいと思えば結構。
ラハマニノフ(中の人注:ラフマニノフのこと。どういう訳か日本では戦後まもなくまで「ラハマニノフ」と言ったようです。現在ではラフマニノフです。これ以降はラフマニノフと書きます。)コンツェルト(中の人注:コンチェルトのこと。日本語では協奏曲)。こちらでは本物のその人から近く聴きます。オーケストラの伴奏で。楽しみです。
24.シャピロ氏の音楽会で、こちらにはそんなのが降るようです。いずれだんだんと説明しますが、当分は洪水も同様です。
26.クレイン氏ヴァイオリンソロはどんなでしょうか?きっと良いのでしょう。こちらではモイセイヴィチ格の人は毎日ざらに演奏しますから、全部驚くのはほかありません。いつもプロを感謝します。新聞も続いて到着しますから、どうぞよろしく。
13.クロイツァー先生のはグラモフォンにもあるそうです。
バッハは全部、ショパンも全部やるつもりですが、時日が短いので、それは難しいでしょう。
(中の人ツッコミ)
ベルリンの様子が綴られています。
11月のベルリンが「寒くなってきた」と報告されています。
そしてなんとあの「ラフマニノフ」が演奏する協奏曲のコンサートに出かけるようです!うおースゴイ!!。この手紙からは曲目は何かわかりませんが、スゴイ!スゴイ!規矩士も楽しみにしているようですね。
規矩士がベルリンにいた時、ラフマニノフが存命だったというのが何ともウラヤマシイ。
今をときめく彼で。正統派。
ジャズピアニストとしても有名な小曽根真さんのピアノで。
(22分あたりの2楽章のカデンツァは小曽根真さんオリジナルだと思います。ちょっとジャズの香りが(*^-^*)
ラフマニノフはこの方のこれでもうすっかり有名人。
浅田真央さんのスケート。これは凄かったですね。ラフマニノフもこの名演技なら天国で喜んでいることでしょう。
浅田真央さんはさらっと滑っていらっしゃいますが、実は物凄く難しいのだそうです。
素人の中の人にはよくわかりません。
【織田信成が浅田真央ちゃんのソチ五輪フリーを4時間で完コピしてみた!】
そしてさすがベルリンです。ラフマニノフ以外にも超一流どころの演奏会が規矩士の表現を借りたら「洪水も同様」にあるとのこと。規矩士の高揚っぷりが見えてくるようです。
そして規矩士自身はクロイツァー先生にバッハとショパンは持ちネタすべてレッスンを受けたいと願っていますが、「2年では無理かもしれない」と思っています。これが「2年では足りない。もっと滞在したい」というのにつながるのでしょう。