(ベルリンリンク集続き)
規矩士はどうも脂っこいドイツ料理は苦手のようです。
「あまり胃腸が丈夫ではなかった」と伝えられる規矩士、手紙に「ドイツ料理に飽きました」ということを多く書いています。
ベルリン地域では「アイスバイン」という豚のすね肉を煮込んだ料理が名物なんだそうです。作り方はこちら。かなり豪快な「the 肉」という料理です。
よーく煮込みますので、油は抜けてとても美味しそうです。でも毎日これでは胃が疲れてしまいそうです。てか飽きる!
こちらのレストランは1621年創業。規矩士がベルリンにいたころ、既にありました。行かれたかどうかはわかりません。ベルリンのレストランの様子がわかります。
量が多すぎる!
1908年創業のレストラン。鶏の丸焼きが名物のようです。美味しそう。
たまにはいいけど、毎日では胃が疲れそう。(>_<)。
ということでよく「日本料理店」に出入りしています。日本料理店はどこに行っていたのかな?
規矩士が通ったかもしれない日本料理店のこととか、日本人会のことが書いてあります。
【ベルリン日本人会と欧州戦争】
戦前のベルリンには4軒の日本料理店があったそうです。
日本料理店は「あけぼ乃」「東洋館」「日本人会料理部」「都庵」
(この都庵が規矩士がベルリンにいた時にあったかどうかはわからない)
このウェブサイトに「東洋館」のメニューが書いてありました。面白いので書き起こしもしておきます。
酢の物、お浸し(原文したし物)、刺身、玉子焼き、味噌汁、ぬた、キュウリの新漬、ご飯、焼き鳥、鰻のかば焼き、茶碗蒸し、湯豆腐、牛鍋、豚鍋、親子丼、天丼、甘煮、塩鮭(?)、おろし、香の物、海苔の佃煮、奈良漬け、田楽、天ぷら、豚焼き、月見豆腐、鶏鍋、寄せ鍋、うな丼など。
規矩士のベルリンの送別会の会場が「東洋館」です。なので「東洋館」の常連だったと推測します。
規矩士はベルリンでなんとマグロの刺身を食べているようです。大丈夫ですか?この当時って冷凍技術あったの?
と思って今度は冷凍技術を調べたら、なんと日本では1919年(大正8年)に北海道に冷凍工場があったのだそうです。となると科学技術が発達していたドイツでは1920年代に既に冷凍工場があった?
(ご存じの方、ご教示をお願い致します。)
【魚の凍結から始まった 冷凍技術の歴史と現在】
ということは推測ですが、ハンブルグでマグロを冷凍して貨車でベルリンまで運んだのかもしれませんね。(知らなかった)
こちらのウェブサイトには、ドイツで食べられる魚類が書いてありますが、海の魚はやはりハンブルクとかの名物だと思います。(ドイツって地域によってかなり違うそうです)
【ドイツ鮮魚事典】
【急に魚料理を食べたくなっちゃった!ドイツでも魚料理は食べられるの?】
ドイツのスーパーの魚の売り方って豪快だねえ。
【ドイツのお魚事情】
こういう魚なら食べられるかも。マーケットには魚があるみたいですよ。
【ベルリンで魚が食べたくなったら、朝市で!】
昔からドイツでは「胃もたれにはハーブティー」らしいです。「規矩士先生、ハーブティーを飲まれると少しは楽になったかもしれません。いかがですか?」
【種類豊富すぎて迷っちゃう!ドイツのお茶やハーブティーはこうして選ぶ!】
テーカンネ(Teekanne)は日本でも「ポンパドゥール」というブランド名で、そこら中のスーパーで見ますね。
現代の日本人でもやっぱり日本食が恋しくなってしまうようです。
【ベルリンのリーズナブルな和食なら「一心(Ishin)」が全力でおすすめ】
【完璧な日本食に感動して写真すら撮り忘れた「宇田川」が美味すぎた】
(やっぱりおぎゃーって生まれてきて味噌汁飲んでいるから、どうしてもこういうものが食べたくなるんだよね。今も昔も)
アイスバインは日本では「つばめグリル」や「銀座ライオン」で食べられるようです。
日本人向けレシピ
現代のドイツ人は何を食べているのか?この記事によるとドイツは元々気候が寒く、あまり作物が育たないので保存食が発展。このためドイツの食事は「塩がきつい」のだそうです。
【【ドイツ】ベルリン観光におすすめの地区5選!】
ここは度々お散歩されているみたいです。ベルリンの街の中心部。
【ベルリン中心部に広がる広大な森「ティアガルテン」で自然を楽しみ、歴史を感じる】
【ベルリンに残る戦争の傷跡、建物、歴史的に重要な場所5選】
規矩士がベルリンを去って3年後、ドイツはナチス政権樹立、そして9年後には第二次世界大戦勃発。激動の時代となり首都ベルリンは破壊されてしまいました。規矩士の見たベルリンはもうないのだと思います。
【ドイツの歴史を伝える場所、ヴァイセンゼー(ベルリン)のユダヤ人墓地】
負の時代の遺産。こんなことは二度と起こしてはなりません。
【静かな緑の森に残る悲しきベルリンの歴史が詰まった場所。グルーネヴァルト駅・17番線プラットフォーム】
ベルリン負の歴史。これも以前リンクしました。
【ベルリンのホロコースト】
negatives-erbe.travel.coocan.jp
グルーネヴァルトは規矩士が愛した郊外の一つだったようです。
わあ!ステキ!行ってみたい!乗ってみたいです!
【ベルリンの路面電車「ヴォルタースドルフ電気軌道」で楽しむショートトリップ】
【ベルリンに残る美しい廃線。ヴァンゼー・シュターンスドルフ線】
シュターンスドルフには散策に出かけたようです。
ツェーレンドルフにも散策に出かけました。
【Steglitz-Zehlendorf】
【ベルリンのツェーレンドルフ区に1ヶ月住んだ感想】
規矩士の知るベルリンの郊外はこんな感じだったかもしれません。
【ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ】
規矩士が行かれたかどうかはわからないが、きっとお好きだと思います。ベルリンの北にあるようです。
こういう風景はヨーロッパですね。(ステキ♡)
【ベルリンに残る自然に覆われた場所リューバルス(ベルリン郊外)】
ベルリンの街はやはり第二次世界大戦の被害、そして冷戦時代にベルリンは東西に分かれていたりしたので、古い町並みが他のヨーロッパの街のように残っていないんだそうです。
1987年に再建された古いベルリンの街並み。
【ベルリン中心部で古き良き町並みを楽しめる「ニコライ地区」】
【ドイツを知る。ベルリン (京都大学)】